Football Romanticism, Fan Culture & Stadium Experience from Europe

Belgium
03 May 2018

アントワープ・ダービー

2018年4月15日、オランダのオーステルハウトからバスに乗った。

そこでこんな言葉を呟いていた人を見つけた。

 

「害虫との戦い」

 

ベルギー人の私にとって個人的にとても面白い表現であった。少し調べたところ、KベールスホットACはロイヤル・アントワープFCのサポーターにとって「Fusiehoer(直訳すると売春婦)」でもあるらしい。彼らは歴史的背景に目を向けることを忘れず、長い歴史の中でKベールスホットACはロイヤル・アントワープFCの影に隠れてきたのである。ちなみにロイヤル・アントワープFCの愛称はThe Great Oldである。

今日はKベールスホットACとロイヤル・アントワープFCのアントワープ・ダービーで、どちらかがアントワープで1番なのかを決める聖戦とも言うべき戦いである。ベルギーのフットボール界においても注目度が高い一戦であった。1万5000人のサポーターがボサイルスタディオン(ロイヤル・アントワープFCのホームスタジアム)に集まり、このダービーを今か今かと待ちわび、お互い緊張しているようであった。それもそのはずである。彼らが戦ったのはちょうど8年前だったからである。最終的にこの戦いはロイヤル・アントワープFCが2-0で勝利した。これは暫定的なものであるがロイヤル・アントワープFCがアントワープで1番のクラブとなったのである。これこそダービーである。

Text & Photo : Benny Antoniw(ベニー)